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健康経営優良法人 中小規模部門取

『やらせない健康経営』が、社員の行動を変えていく
自然に根づく健康経営の取り組みとは

株式会社高洋商会は、「コンクリート型枠の製造・販売及びそれらに関わる施工計画・設計を一貫して行っている」企業です。
「健康経営」という言葉が広く知られるようになった一方で、
現場では「何から始めればいいのか分からない」「制度はあるが使われていない」という声も少なくありません。
高洋商会では、健康経営を“制度”としてではなく、社員一人ひとりの行動や意識につながる「環境づくり」として捉え、独自の形で取り組みを進めてきました。
健康経営のスタートは「特別なこと」ではなかった

本格的に健康経営として整理し始めたのは、約3年前。
ただし、それ以前から健康そのものへの関心は高く、
「いきなり何かを変える」というより、
もともとあった意識を少しずつ形にしてきた
という感覚が近いといいます。
健康経営という言葉を前面に出すことよりも、
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社員が無理なく受け取れること
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自分ごととして考えられること
を大切にしてきました。
大切にしているのは「やらせない」こと
この企業の健康経営の軸にあるのは、
「やりたい人が、やれる状態をつくる」 という考え方です。
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運動を強制しない
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健康的な食事を押しつけない
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参加しない人を否定しない
「健康の正解」を一つに決めるのではなく、
社員それぞれの生活や価値観に合わせて選べる余地を残すことが、
結果的に行動につながると考えています。
実際に行っている主な健康経営の取り組み
① 健康診断・検診を“受けて終わり”にしない
定期健康診断の受診はもちろん、
40代以上の社員を中心に人間ドックや追加検診の案内も行っています。
特定保健指導についても、
「対象者だけが黙って呼ばれる」形ではなく、
安心して受けられる無料サポートとして整備。
「結果が悪かった人を責める」のではなく、
気づいて、次にどうするかを考える機会として位置づけています。
②現実的な「食事改善」を大切に
「健康のために完璧な食事を」ではなく、
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コンビニでも、どんな選び方ができるか
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レトルト食品でも、どう組み合わせると良いか
といった、日常に寄り添った情報発信を意識しています。
「カップラーメンを食べてはいけない」ではなく、
「どう工夫すれば、少し体に優しくなるか」。
こうした伝え方が、社員の抵抗感を減らしています。
③ 運動は「できる人が、できる形で」
運動についても、参加は完全に任意。
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フットサルなどの声が上がることもある
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ただし、無理に全員を巻き込まない
「運動=しんどいもの」にならないよう、
楽しさやコミュニケーションの延長線として捉えています。
④ メンタル・ストレスへの配慮も重要なテーマ
健康は身体だけの問題ではありません。
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ストレスチェックの実施
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年2回程度のアンケートによる意識調査
を通じて、社員の状態を把握しています。
今後は、個人の結果だけでなく、
組織全体の傾向を分析し、環境改善につなげていくことも視野に入れています。
⑤出張での整体
整体の方に会社に月数回来て貰い、社員の身体を整えて貰っています。 肉体労働であり、身体が資本。 腰痛などで悩まずに働けるサポートをしております。

情報発信で意識を少しずつ変える

社内では、健康に関する情報を定期的に発信しています。
テーマは運動に限らず、
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食事
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睡眠
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ストレス
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日常のちょっとした習慣
など幅広く設定。
「読んだらすぐ何かをしなければならない」ものではなく、
頭の片隅に残る発信を心がけています。
見えてきた変化と手応え
取り組みを続ける中で、次のような変化を感じているそうです。
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健康診断や検診への意識が高まった
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特に40代以上の社員で関心が強くなっている
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「自分の生活を少し振り返る」人が増えてきた
劇的な変化ではありませんが、
静かに、確実に意識が変わってきている実感があります。
いま感じている課題
一方で課題もあります。
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取り組みが多く、全体を整理しきれていない
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社員が「何が使えるのか」を把握しきれていない
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効果測定や数値化はこれからの段階
「やっていることが多いからこそ、見えにくい」という悩みは、
健康経営に力を入れる企業ならではとも言えます。
健康経営を「文化」にしていくために
今後目指しているのは、
健康経営を一時的な施策ではなく、会社の文化として根づかせること。
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身体の健康
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メンタルの健康
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働きやすさ
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人とのつながり
それらを切り離さず、
「働くことそのものが健康につながる状態」をつくっていきたいと語ってくださいました。
取材日:2025年12月1日
聞き手:川端永耶(健康経営実践士/理学療法士)
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